こんにちは、トロです! 唐突ですが、この春より子どもが通う小学校のPTAを退会するべく動いております。PTA側との話はまだ続いていますが、ここまでのことを備忘録として書いておこうと思います。
PTA退会に向けて
PTAへの加入は絶対ではない
調べるまで知りませんでしたが、「PTAは入っても入らなくてもいい団体」です。子どもの入学早々細かい説明もなく役員決めがあったりするので「入らなくちゃいけないもの」と思っていたのですが、そうではありませんでした。「PTAは入退会自由のボランティア団体」です。PTAに入りたくない人は入らなくていいんです。入会を強制されることはあってはならないことだそうです。入退会自由であることを説明せずなし崩し的に入会させるのもダメなんです(団体への加入を強制することは日本国憲法第21条結社の自由に反するという考え方があります)。
入らない理由は言わなくていい
ここを読んでいただいた方の中に「ウチもPTAは入りたくない」というお考えをお持ちの方もいるかもしれません。退会に動いて「理由を聞かれたらどう答えればいいんだろう」と悩むかもしれません。が!退会時に理由をPTAへ告げる必要はありません。無用な誤解を避けるためにも余計なことは言わないのが吉。PTAが必要と考えている人たち(退会という選択肢を知らない人たちやPTAにはみんなが加入しなきゃいけないと思い込んでいる人たち)には「入らない理由」「退会したい理由」なんか理解してもらえないと考えたほうが気が楽です。ちなみに私の退会理由(言わなくていいのに言ってみる)ですが、長男のときにクラス委員をしてPTAの集まりにも参加したのですが、とにかく「人の悪口(影口)」が多いことに辟易したからです。加入していて活動に参加していない(事情があって参加出来ない)ママさんへの悪口や、「父子家庭でPTA活動ができません」と伝えなくてもいい個人情報を紙に書いてきた保護者への悪口とか…。入会することが暗黙の了解になってしまっている弊害だと思いました。ですので、『居心地が悪いなと感じる団体に在籍したくないから』が私のPTA退会理由となるでしょうか。
退会意思を書面で伝える
PTAが任意加入であると伝えられている(加入意思の確認を書面で行なっている)PTAはまだ少ないと思います。加入が前提となっているため「退会届」も準備されていないことがほとんどじゃないですかね。なので、オリジナルで文書を作成しPTA会長と学校長宛に提出しました。PTA退会に苦慮された先駆者たちのお知恵を拝借し、ポイントを抑えて作成します。ビジネス文書を作成したことがある方は、自分が書き慣れた書式で作成して良いと思います。
・宛先(私はPTA会長と校長のお二方の名前を入れました)
・タイトル(例えば、「PTA非加入(退会)届け」など。)
・いつから非会員としたいか(平成○年度よりPTA非加入とさせていただきたく届出致します、など)
・保護者名(押印)、児童名
「PTAには非加入だけど学校や児童のためになることであれば積極的に参加するよ!」
「PTA会費と同額を寄付として納めてもいいよ(←多分非会員とか前例がないだろうから運営に困ると思って)」
「PTA会費を給食費と同時に引き落としたりしないでね(←会費相当を引き落とされちゃうと加入扱いにされてしまう恐れがあるらしい)」
「退会届が準備されているならください、改めて提出し直すからね」
「PTAがもし我が家の個人情報を持っていたら、即刻破棄してね」
なお、非加入(退会)届けは子ども経由で担任の先生へ提出し、連絡帳に受け取りのサインをもらいました。
非加入(退会)届け提出前にこんなことが…
私が非加入届けを提出する前(3学期が終わる前)に、小学校から校長とPTA会長連名で ①学校やPTAが作成する文書に写真を載せる際、子どもの顔が写ってよいか ②学校がPTAに個人情報を渡すことを了解するか のアンケートがありました。②に了解できないときはその理由を書くように(!!)とも書いてありました。私は ①に対しては「写ってもよい」 ②に対しては「了解できない」、理由の欄には「次年度以降PTAには加入しない予定です。」と書きました。そもそも個人情報を渡したくない理由を書かせるってことに正直不信感を持ちました…。
3月末になって卒業する長男の担任の先生(私がこれまでにあった先生の中でも一番リスペクトしている先生)から、「トロさんがPTAを辞めるかもしれないって小耳に挟みましたよ〜。」みたいな連絡がありました。おそらく校長先生あたりから探りを入れるように言われたのかな?この先生には「ご心配頂いてありがとうございます。先生に面倒をかけるかもしれないけれど、PTAに加入し続けることはしたくないのです。でも学校や児童に関してためになることであればこれまで以上に協力するつもりですよ。」と答えておきました。
ここまでのまとめ
4月中旬、PTA会長から連絡がありました(教務主任の先生が自宅に電話してこられて、PTA会長に代わってもいいですか?と問われたのでお話させてもらいました)。その顛末は別エントリーで。
これまでのところ、特に非難されるとか、子どもが何かイヤな目に遭うとかそういったことは一切ありません。PTA活動をしていた時に仲良くしてくれたママさん(いまPTAの役員をしています)も「もぅトロさん、ややこしいことしないでよ〜」と笑いながら話し掛けてくれました(内心はどう思っていらっしゃるのかはわかりませんが…)。私が一貫して思っていることは「個々の保護者の方々に敵対心は全く無い」「学校に通う児童の健やかな成長を願う気持ちに変わりはない」ということですが、だからといって今のPTAは居心地が悪くそれをガマンしてまでその団体に所属したくはありません。波風立てていることは認識していますが、一方でこれまでどおり保護者の方とは仲良くしていきたいと望んでいます。
実はまだPTAから正式に抜けられたという確証は得ていないのですが、これからPTA会長とお話する機会もあるようなので続報はこのブログに残していこうと思います。