私立中学校進学という選択肢、自然とお勉強ができちゃう子なら検討してみて!〜我家のお受験事情

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こんにちは、トロです!
8月のお盆も終わり、中学生の長男は学校再開です。2学期は9月1日からですが、補習授業が始まったのです。長男は私立中学に通っています。彼は自分で私立中学に進学することを選択しました。我家の長男の進学事情について書きたいと思います。

長男は「学ぶことが好き」その気持ちを大切にしたい

長男はもともと学ぶことが好きで、知識を貪欲に得ようとする性格です。勉強も「させられる」のではなく、「知識が得られるから」勉強を苦に感じず楽しめちゃうタイプのようです。次男は勉強は避けて通るタイプ、決して宿題をサボったりはしませんがそれ以上の自主勉強みたいなことはほとんどしません。だから、勉強が好きかそうではないかは個性なんだと思っています。全く同じ環境で子育てしているはずなのに、不思議ですね。

受験のきっかけ

学習塾の無料模試

長男が小学5年生のときに、学習塾の無料模試を受けてみました。これは、チラシを見た長男が「自分の実力を確認してみたい」と言ったことがきっかけでした。このテストの結果が存外良かったようで、採点後に行われた無料カウンセリングで塾の講師から「学校の勉強物足りないでしょ?自分の力をもっと出せる選択肢があるんだよ。」と言われたことが私立中学を目指すきっかけになったようです。この時点では長男から明確な意思表示(私立中学を受験したいという気持ち)はなかったですが、自然と会話の中に進学を意識した言葉が長男の口から出るようになってきました。保護者である私と私のパートナーも私立中学校についての情報を集め始めました。

担任の先生の後押し

長男小学校6年の春にあった家庭訪問で、私立中学への進学を相談したところ先生からも「ぜひ受験を検討してください」と言われました。ふつう公立小学校の先生がこんなこと言わないと思うのですがとても学習に力を入れてくれている先生で、「最寄りの公立中学ではきっと学習が物足りなくなる」「高校受験に向けて学習塾に通う方法もあるけど、同じ学力の子が集まった中学校で伸びる教育を受けてみるのいいかもよ」と長男に伝えていました。この時に、長男は私立中学への進学を決意したと後に話してくれました。ちなみに、小学校の先生は当然その小学校から進む中学校と連携しています。特に5・6年生になると中学校生活に向けて情報交換も頻繁になるようです。進学する中学校の情報を多く持っているので、私立に行く行かないにかかわらず中学校での学習に向けて不安がある方は、まず担任の先生に相談されるといいかもしれません。

長男が受験を決意

この家庭訪問のあと、近所の学習塾でまた無料模試の案内がありましたので早速受けてみました。さすがに6年生になると追い込みがかかってくるのか、前回よりも成績は落ちてしまいましたが試験後の無料カウンセリングで「受験対策の勉強をしていないのにこれだけ点数が取れれば、受験対策をすれば志望校を目指せますよ」というアドバイスを戴くことが出来ました。ちょうどその頃、漠然と志望校に据えていた中学校のオープンキャンパスがあり、足を運んだところ、校風やカリキュラムに長男も俄然やる気が湧いたようで本人の口から「中学受験をさせて欲しい、そのために塾にも通いたい」と意思表示がありましたので、7月中旬から受験対策のために学習塾に入ることにしました。私や私のパートナーは決して受験しろとは言わず、本人が受験を決めました。

長男との約束

さて、塾に行くようになって長男と約束したことがあります。それは『夜10時にはベッドに入って休むこと』でした。学習を頑張りたい気持ちは大切ですが、ダラダラ夜中まで学習するのは感心しない。必ず夜10時には布団に入り、身体と頭をしっかり休ませることを最優先にさせました。夜10時までにベッドに入るために、どんな生活リズムを作りその中に学習をどう組み込むかを親子で一緒に考えたものでした。一度リズムが出来てしまえば、大好きなゲームや外遊びもほとんど我慢することなく学習に取り組むことが出来たようです。

我家の学習環境
我家では子どもたちに家庭学習をリビングでやらせています。もちろん子ども部屋もあるのですが、学習は目の前でやらせたほうがいいと考えています。子どもたちの学習面での得意、不得意が把握できるのはもちろん、見えないところで本当に学習できているのか親が不安になることもありません。親が目の前で子どもの学習しているところを見ていないから、「ちゃんと勉強してるの?」なんて言葉が出ちゃうんです。言う親もストレスだし、言われる子どもにとってもストレスです。リビングでテレビを消して、時間を決めて(なるべく短時間)集中して勉強させるほうが親子ともども幸せになれますよ。リビング学習、オススメです。

受験対策

塾に通う

学習塾は個別指導のところを選びました。学習塾での受験対策、といっても家庭学習で過去の入試問題をひたすら解いて、学習塾で間違ったところを解説してもらう…これの繰り返しでした。志望校よりランク低めの学校の過去問から始まって、本命、本命より上位校と繰り返し何度もやっていました。最初は試験問題特有の(小学校のテストでは聞かれないようなこと)出題に頭を抱えてしまい、問題も時間内に解き終わらなかったようですが、パターンさえ掴んでしまえば時間内にゆっくり見直しまで終わるようになっていました。

追い込み

年末に学習塾の模試を受け、その結果はなかなか見事なものでした。学習塾の先生からは志望ランクを2つくらいあげても大丈夫と言われるくらいには試験問題を解く力も安定しました。一方で、長男は今の調子のまま早く受験を終わらせたい!という焦りにも似た気持ちがあったようで少々イライラ気味でした。試験前の一週間は追い込みの時期ですが、我家ではほぼ暗記してしまった本命校の過去問(5年分)を消化試合のように解いていました。緊張が途切れちゃうかなとも思いましたが、本人は「この時点で間違えるようじゃ合格できない!」とかなりの緊張感を持って解いていたとあとから聞きました。

受験、そして「合格」

さぁいよいよ受験です。本命校の試験日の前にある少しランクを下げた中学校を2つ先に受験しました。これは試験会場の雰囲気に慣れることと、「合格」の二文字が書かれた合格通知で自信を付けるためです(合格通知と言ってもいまはWebで合否が確認できるんですね)。本命校の受験の時には人の多さにも慣れていて、緊張感なく試験問題に取り組むことが出来たようでした。結果、念願叶って本命校に合格することができました。自分で私立中学受験を決め、そのための手段として学習塾に通うことを親(私たち)に願い出て、自分自身の力で手にした「合格」に長男も至極感激しているようでした。親としては特段無茶な押しこみ勉強をすることもなく結果を出した我が子を本当に誇りに思います(親バカですね)。

入学後の長男

晴れて志望校に合格した長男は、ラグビー部に入り毎日泥だらけになって帰ってきます。入学して初めての中間試験ではレベルの高さにガックリと肩を落とした(点数が悪かった)ものですが、期末試験では大いに挽回し本人も満足の通知票をもらってきました(親としては満足以上の通知票でした)。成績に対するケアがしっかりした学校なので、現在は学習塾に行かせていません。試験前は部活も休みになり、部活単位での学習会も行われています(成績が悪いと休部と脅されているようです)。夏休みも部活の練習前に学習の時間があり、しっかり学習したあとにクタクタになるまでラグビーボールを追い掛けています。長男に私立中学に通うデメリットを聞いたところ、「小学校の友だちと縁遠くなってしまったのは少しさみしい」の一点だけでした。それでも今は新しくできた友だちや部活の先輩と楽しくやっているようです。

まとめ

私自身も、私のパートナーも勉強はそこそこの成績でした。子どもの勉強はリビングでさせているので学習内容も見ていますが、5年生くらいから難易度も上がり、正直???なことも多いです。受験勉強に対しては教えてやることが出来ないので、「問題を解くときのタイムキーパー」「丸付け」くらいしか手伝ってやれることはありませんでした。それでも長男が受験を勝ち抜いた(大げさですが)のは、「受験を無理強いしなかったこと」「選択肢として中学受験があることを教えることで自分から受験を決めたこと」「就寝時間を決めてダラダラ学習させなかったこと」の3点がポイントだと思います。

「ウチの子、成績いいな」「学ぶことが好きそうだな」というお子さんをお持ちのご家庭はぜひ中学受験も視野に入れてみてください。子どもがヤル気になるのが一番です。もっと高度な勉強ができる環境があるよ、と教えてあげるだけで、お子さんの視野が広がるかもしれませんよ。
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